web用コナンの身長タイトル画

『名探偵コナン』の江戸川コナンは、小学1年生。小さくて当たり前だが、それにしたって毛利小五郎探偵の半分ぐらいしかない!
『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけは5歳。これまた小さいのが当たり前だが、しかし、父・ひろしや、母・みさえの膝ぐらいまでしかない!

もちろんこれは、子どもが子どもであることを伝えるための誇張表現だろう。でも、マンガを読み、アニメを見るたびに「小さいなあ」と思ってしまうのも事実。
そこで、ここでは描写が真実だと考えたらどうなるか、細かく検証してみよう。なかなか面白いことになりそうですぞ~。

1歳児より小さい!

まず『名探偵コナン』のコナンと毛利探偵から。
前述のとおり、江戸川コナンは小学1年生。文部科学省体力・運動能力調査(2015年)によれば、小学1年生男子(6歳)の平均身長は116.83㎝、平均体重は21.26㎏。
一方、毛利探偵は38歳と設定されていて、同調査によれば、35~39歳の男性の平均身長は171.79㎝、平均体重は68.35㎏である。身長を比べると、30代後半男性は、小1男子の1.47倍なのだ。

ところが、マンガで測定すると、毛利探偵の身長はコナンの2.27倍もある! この差はものすごくて、毛利探偵の身長が171.79㎝なら、コナンは身長75.6㎝ということになる。ち、小さい!
小1男子の平均体重から計算すると、この身長なら体重は5.8㎏しかない。厚生労働省国民健康・栄養調査(2015年)によれば、1歳児の平均は身長77.8㎝、体重10.1㎏だから、身長・体重ともに1歳児を下回る!

これはあんまりだから、コナンの身長が小1男子の平均と同じと仮定すると、今度は毛利探偵が身長265.5㎝、体重252.4㎏ということになってしまう。驚異の大巨漢だっ!

う~む、あちらを立てればこちらが立たず。ちょうどよい基準はないものか。
そこで筆者は「毛利探偵の身長はコナンの2.27倍」「コナンと毛利探偵の身長の中間値が、小1男子と30代後半男性の中間値の144.31㎝に等しい」という仮定を設けて、連立方程式を解いてみた。ついでに体重も計算した。

すると、コナンは身長88.2㎝、体重12.1㎏。毛利探偵は身長200.4㎝、体重108.6㎏ということになった。依然としてコナンは小さく、毛利探偵は巨大だが、さっきよりはるかにマシだろう。

web用コナンの身長図A

春日部は巨人だらけか!?

 一方『クレヨンしんちゃん』の野原親子はどうだろうか。こちらは、コナンたちより話がシンプル。しんのすけの身長が105㎝と明らかになっているからだ。だが、だからといって、ナットクの結論が出てくるわけではない。

アニメで測定すると、ひろしの身長はしんのすけの3.52倍! すると、ひろしの身長は369.6㎝となり、大型バスの屋根ぐらい!
ひろしは35歳なので、毛利探偵と同じデータが使えて、それを元に体重を計算すると680.7㎏。牛ぐらい!
こういう人は、バスにも電車にも乗れず、食費ばかりかかって、たいそう困るのでは……と思いきや、双葉商事営業2課の係長として、バリバリと仕事をこなしている。会社の人たちも街ゆく人も、身長はひろしと同じくらい。ここは巨人の国なのか!?

すっとぼけたことを言ってないで正気に戻ると、ひろしの身長にも180㎝という設定がある。これは、しんのすけの1.71倍で、かなり大きいのは事実だが、3.52倍ほどメチャクチャな差ではない。

しかし、この思い切った誇張のおかげで、大人と子どもが際立って、面白いんでしょうなあ、どちらの作品も。しみじみナットクしております。【了】